
クライアント
藤田観光株式会社 箱根小涌園ユネッサン
プロジェクト期間
2025年4月26日〜12月31日※現在延長営業中
プロジェクト背景
ユネッサンは家族で楽しめる温泉アミューズメントパークとして認知されている一方、
“新規来館動機の創出”と“滞在時間の向上”が課題となっていた。
特に近年は、
- 体験価値の多様化
- SNSでの拡散を前提とした企画ニーズ
- 若年層の「物より体験」志向
が高まっており、施設内での新しい“遊び方”を提供する必要があった。
そこで、ユネッサンの館内を舞台にした “没入型謎解きゲーム” を開発し、
来館者が施設を回遊しながら楽しめる新コンテンツとして企画がスタートした。
企画コンセプト
「創業者の手記に隠された“黄金の秘湯”を探せ」
ポスターにも記載されている通り、
「創業者小川氏の手記を手がかりに、幻の温泉を探す」
というフィクションストーリーを軸に、
参加者が探偵となって館内を巡る体験型ゲームを設計。
- 企画のポイント
- ユネッサン館内を“物語の舞台”に変換
- 参加者が自然と館内を回遊する導線設計
- 年齢層を問わず楽しめる難易度(★★☆☆☆)
- 日本語・英語対応でインバウンドにも配慮
- 所要時間60〜90分で滞在時間を自然に延長
- 1キット制(大人1,500円)で収益性も確保
デザイン・クリエイティブ
キービジュアル
ポスターでは、
- “名探偵ゲーム”の世界観
- 黄金の秘湯というワクワク感
- 冒険×ミステリーのトーン
を前面に押し出し、
ユネッサンの新しい一面を表現。
情報設計
- 料金・難易度・推奨年齢・販売場所など、
- 参加判断に必要な情報を整理
- 日本語・英語併記で外国人観光客にも対応
- 期間・休館日などの注意事項を明確化
プロセス
- ストーリー設計
創業者の手記を軸にしたフィクション世界を構築。 - 館内回遊ルートの設計
混雑を避けつつ、自然に館内を巡れる導線を作成。 - 謎解き制作
10歳以上が楽しめる難易度に調整。 - キット制作
ビジュアル・手記・謎解き用紙などを制作。 - B2ポスター制作
館内外での告知用にデザイン。 - 運営マニュアル作成
スタッフがスムーズに案内できるよう導線・回答管理を整備。
成果
- 新規来館者の増加
特に若年層・カップル層の参加率が高い傾向。 - 滞在時間の向上
60〜90分のゲーム体験により、館内回遊が自然に増加。 - SNS投稿の増加
「探偵」「黄金の秘湯」など、物語性のある投稿が増えた。 - 物販売上の向上
キット販売(大人1,500円)が新たな収益源に。 - 施設の新たなブランド価値を創出
“温泉×謎解き”という新しい体験カテゴリーを確立。
まとめ
本プロジェクトは、
「温泉アミューズメントパーク」から「物語体験の場」へ
というユネッサンの価値拡張に成功した事例。
謎解きという体験を通じて、
来館者が“自分で歩き、見つけ、発見する”能動的な楽しさを提供し、
施設全体の回遊性と満足度を高める結果となった。